六月某日、病守辰美の記録 あの日、抱きつかれて、胸に顔を埋められて、ただ一言「すきだ」と、嗚咽のような声で彼女はおれを呪った。不思議と嫌だとか、悲しいだとかいう感情はなかった。ただ、そのとき漠然と、おれはこの女を殺さなければならないと、他の人間に彼女を殺されてはい… 2026-09-09文章